因島村上海賊わたし探訪【3】長崎城跡

こんにちわ。『わたし』です。もうすぐ桜の季節ですね♥
桜の花もきれいですが、花より団子の『わたし』です。
今回の『わたし探訪』は『長崎城跡』です。

長崎城跡(ながさきじょうあと)

因島村上氏の初期の本拠地で、海側には岩礁ピットも残っている。航路を見張る重要な拠点であった。因島の南西部、瀬戸に面した海域であり、背後の丘陵には荒神山城跡がひかえる。
【ストーリー構成文化財一覧表より】

ホテルナティーク城山のテラスから土生港方面を臨む。因島村上海賊の説明と平山郁夫画伯のスケッチポイントの記念碑がある。

長崎城は、因島の南部に位置する標高20Mほどの丘にあった海城です。現在、ホテルが建っている場所には郭が三段ありました。現在、周辺は埋め立てにより、当時の状況が分からなくなっていますが、この城は半島のように突き出ていたと考えられ、周りには船隠しがあったと推測できます。

海より見た長崎城跡。

城の背後にある荒神山城は、長崎城の詰め城であると考えられますが、周辺の地形が変化しているため、不明瞭な部分が多い城跡です。村上氏が向島の余崎城へ移るまで約180年間の本拠地であったと伝えられます。

長崎城跡には、現在ホテル ナティーク城山が建っており、ホテルの名前からもかつてお城があったことが窺えます。城跡に行くにはホテルのステキな螺旋状の階段で上がるのですが、運動不足の『わたし』には、ステキな64段の階段も永遠のように感じました。裏手にエレベーターもあるそうなので、体力に自信のない方はこちらを利用されると良いかもしれません。

階段を登り切った先には、豪華なホテルと前方に海、左側には造船所の工場内が見えます。

村上海賊時代には重要な海の拠点として、近代以降からは造船所として因島の産業の中心を担ってきたこの場所に、不思議な縁を感じました。

もちろんその後は、ナティーク城山でおいしいディナーをいただいて、心もお腹も満たされて帰る『わたし』でした。

道路には、英語表記での大きな看板もある。

〈わたし〉因島観光協会 新人 宮島 明子